そもそもシステムトレードとは?~PART2

前回紹介したエクセル上の2本の移動平均線をもとに、売買サインを表示させてみましょう。

 

売買ルールは次の通りとします。

 

①5日移動平均線が25日移動平均線を上抜きしたら(ゴールデンクロス)、「買い」

②5日移動平均線が25日移動平均線を下抜きしたら(デッドクロス)、「売り」

③損切りなしのドテン決済

H26のセルに、

 

=IF(F26>G26,"買い",IF(F26<G26,"売り",""))

 

と入力してください。

 

すると、上の画像のような売買サインが出るので、あとは、下へドラッグコピーをするだけです。

すると、上の画像のように、一番最後の行まで売買サインが表示されます。

 

あとは、この売買サインをもとに、エクセル上で損益計算をすれば、12年間でどの程度の利益が出るか算出できます(具体的なエクセル操作の説明は割愛します)。 

損益の推移をエクセル上でグラフ化すると、上の画像のようになりました。

 

スプレッド;2PIPS固定 

ロット数;0.1ロット=1万通貨

トータル利益;-52440円 

勝率;31.2%

PF;0.97

※PF=プロフィットファクター=総利益/総損失

 

という結果でした。  

 

 

まじめにコツコツ働いた方がよさそうですね。(笑)

ドテンシステムの最大の欠点は、最後に利益を吐き出してしまうことです。そこで、今度は、仕切りのタイミングを少し早めてみましょう。

 

①新規注文から14日が経過したら決済する

②ただし、その前に反対サインが出たらドテンする

 

というルールを追加することにします。

エクセル上では、上の画像のように、ときどき売買サインが途切れるように工夫をするといいでしょう。

 

さて、結果です。

スプレッド;2PIPS固定

ロット数;0.1ロット=1万通貨

トータル利益;+94510円

勝率;43.4%

PF;1.07

少し改善されましたが、まだ、会社に辞表を出すわけにはいきませんね。 (笑)

 

 

次回は、同じ実験をメタトレーダーを使ってやってみたいと思います。